施設概要 FACILITIES

排熱回収式コンバインドサイクル方式のしくみ

排熱回収式コンバインドサイクル方式とは、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた発電方式です。
ガスタービンで発電するとともに、その燃焼排ガスの熱を排熱回収ボイラーで蒸気(高圧~低圧)として回収し、
蒸気タービンでも発電を行うことにより高い発電効率を得ることができます。
また、ガスタービン出力が低下する夏場の発電出力を補うための助燃バーナーの設置により、
気温上昇時でも安定した発電を行うことができます。

しくみ図

中央操作室

中央操作室

24時間体制で運転操作・監視をしています。

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発電機

発電機

発電以外にタービン起動時は昇速用としても使用します。

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助燃バーナー

助燃バーナー

ガスタービン燃焼排ガス中の残存空気と天然ガスを燃焼させることにより燃焼排ガス温度を上昇させ、排熱回収ボイラーでの蒸気発生量を増加させます。


排熱回収ボイラー

排熱回収ボイラー

ガスタービンの燃焼排ガスの熱を利用し高・中・低圧の蒸気をつくります。
なお、排熱回収ボイラー内に設置した排煙脱硝装置により燃焼排ガス中の窒素酸化物を水と窒素に分解し、NOx濃度を低減します。

冷却塔

冷却塔

復水器で熱交換した循環水を空気で冷却します。
白煙(可視化水蒸気)抑制のため乾湿併用式冷却塔を採用しています。


主変圧器

主変圧器

18kV(発電機電圧)から154kV(系統電圧)に昇圧します。





蒸気タービン

低圧蒸気タービン高圧・中圧蒸気タービン

左/低圧蒸気タービン 右/高圧・中圧蒸気タービン
高・中・低圧の3つのタービンで構成し、全発電出力の約1/3を分担します。


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ガスタービン

ガスタービン

燃焼用空気を昇圧するための空気圧縮機と同軸に構成したガスタービンにより、全発電出力の約2/3を分担します。
なお、窒素酸化物(NOx)の発生を抑制するため低NOx燃焼器を採用しています。